1Aug
少し前のことですが、京都珠玉の名亭巡り研修に行ってきました。3日間で5件を訪問した貴重な時間に。
数年前の話ですが、日本でもトップと言われる洋食和食ホテル巡りと接遇研究を年に何度も体験する仕事をさせていただき、相当数巡る体験を得ました。
今回は久しぶりにその日々を思い出す研究会でした。
行った場所の全てのお料理や接遇について書きたいものの、人目につくので控えます(涙)。
しかし久しぶりに訪れたホテルや料亭で「お久しぶりでございます。またお目にかかれて嬉しいです。お変わりなくて安心いたしました。」とどこでも温かく声をかけ、全力でサポートしてくれる接遇力には感動しました。
やっぱり接遇って継続してこそ価値があるんだなと。
改めての思い、発見です。
一時良い接遇ができても、数年後に訪れた顧客に心を伝えられるところは少ない。それが「老舗」と言われたり「一流」と呼ばれるところのバロメーターあじゃないのだろうかと。だからこそ伝統として受け継がれていくのだろうと。
接遇文化は引き継がれていくものですよね。
コロナだとかあっても変わらずその会社ごとに取り組んでいるパワーを感じます。継続的接遇トレーニングの賜物だと理解し感激~!
意気込みだけで最高の接遇力を目指そう!と取り組みを始めても、
経営層にはあぅてもスタッフにその気持ちがなかったり、
継続できなかったり、または継続することに価値を見出せなかったり
結局関わりが終わったとたんに、「なにあのお店の接客ひどいね」と
連絡がくることはよくあることです。
こんな時だからこそ人財育成に力を入れたい。という日本でも有名なリゾート経営をされている方が発信されていましたが、おもてなしの奥深さに改めてパワーを頂きました。
北海道で食べるが大好きな家に生まれ、海や山の食材にラッキーなほど恵まれた環境で育ったこともあり、正直に言うと「食材だけで感動感激する」ことが少ない感じがあります。
素晴らしい食材+建物・景観の美しさ+温かい人の接遇力➔おもてなし
このコンビネーションで「珠玉の時間」という体験に落ち込むのだと。
人の力があって初めて成しえることですね。
実際にその場を体験してはじめてわかることがあります。
「自分の接遇力以上の接遇を受けることはできない」ので、
体験の中で何を発見して学び、どこの部分は共有できるのか?
またレベルアップして、誰より私のモチベーションが上がった最高の出張でした。実際に自分で体験した人にしかわからないことがあるとよく聞きますが、
しみじもそう感じた日々でした。
子供が産まれて長期の出張は難しかったものの、やっと娘も3歳になり元気ハツラツ。私が仕事でサポートしてくれる人がNGの日はパパの仕事場についていくようにもなってきました。仕事に邁進できるのも家族のお蔭!感謝です。
写真は嵐山吉兆・白雲庵・高台寺和久傳
また季節を変えていつか行きたいです。