5Mar
今日は啓蟄ですね!大地が暖まり冬眠していた虫が、春の訪れを感じ穴から出てくる頃と言われる日。
3月5日は私の日本茶道&接遇の師の誕生日。特別な日で忘れられない日です。
御年93歳、憧れの女性。茶道と礼法というものを通して、人としての生き方・仁義を教えてくれた恩師です。
気が付けばもう15年以上、ご縁を育んでくることができました。
私にとっては永遠の師。
15年経ってみて何を感じるかと言うと、師とは…
怖くて威厳に満ちていて
一切の妥協がない
尊敬と敬愛を持って人に接する喜びを教えてくれ
先生と弟子という距離感を違えることがない
家族同然の愛情を尽くしてくれ
ブレずにまっすぐ、信頼を裏切らなくて
人生の宝になることを授けてくれた人
自分に師がいて、同じ道を歩ませてもらていることが幸せだと実感させてくれた存在
先生の50年の指導の歴史には多くの弟子がいました。
しかし誰と比べることなく皆、自分がどれほど愛されているか?を満ち足りて感じていたという
魔法のような愛の力。
啓蟄の日は先生との日々を思い出して、独り静かにお茶一杯に真心をこめて、献じる。
先生の茶道家・教育者としての最後の日まで、愛され愛しの循環の中に包まれて思いあえたことを何より誇りに、
幸福に思っています。師を持てる幸せを味わい尽くせたこと、感謝でいっぱいです。
先生、心からお誕生日おめでとうございます。
これからもブレず惑わずにまっすぐ、先生の志を接遇や茶道の道に転化して、大切に育んで生きていきます。
写真は啓蟄の茶席。 この季節にだけ出す、桜の茶合とハンドメイドの茶さじと、桜の茶托。